ブロックセミナー開催報告
近畿ブロックセミナー開催報告
近畿ブロックでは、去る10月26日(水)〜27日(木)に「大津プリンスホテル(滋賀県大津市)」にて「第22回近畿ブロックセミナー(滋賀大会)」を「東日本大震災から福祉施設士の存在理由を考える」をテーマに開催した。本年度の福祉施設長専門講座受講者および非会員の福祉施設長も含め、計53名の方にご参加いただいた。以下に、各プログラムの内容について報告する。
【初日】
●開会式〜基調講演
前田光泰滋賀県福祉施設士会会長の挨拶により開会した。挨拶の中では、3月11日の東日本大震災、9月の台風12号による奈良県・和歌山県等での甚大な被害について触れられ、災害時においては全国社会福祉協議会における各種団体との協働活動への参画はもとより、日本福祉施設士会の存在意義を発揮すべく、独自の具体的な活動についても今後は検討が必要であるとの問題提起がなされた。続いて、本セミナーの後援をいただいた滋賀県社会福祉協議会より堀正基副会長にご挨拶いただき、福祉施設士の役割として地域福祉をマネジメントする立場とその使命を認識し、積極的に活動していただきたい旨の激励の言葉をいただいた。
その後、「社会福祉法人の経営と日本福祉施設士会の方向性」と題した森田弘道日本福祉施設士会会長による基調報告が行われた。福祉施設士として、倫理綱領に根差した自法人・施設のガバナンス強化の必要性を強調され、コンプライアンスや第三者評価受審の重要性についての説明がなされた。加えて、福祉施設士としては「パッション(情熱)」「ミッション(使命)」「ビジョン(目標)」が求められると参加者に呼び掛けられた。
●講演1「東日本大震災から学んだこと」
高島市社会福祉協議会 地域支援課長 井岡 仁志 氏
東日本大震災が発生した3月11日以降、福島県において延べ60日間、災害ボランティアセンターの支援を行った経験に基づくお話をいただいた。
今回の震災で設置されたボランティアセンターの箇所数は約100であり、この数は今回の震災が非常に広域的であることを物語っている。福島県は大きく浜通り、中通り、会津の3地域に分けられるが、浜通りの沿岸部は壊滅状態、内陸部である中通りも新聞報道こそ少なかったが阪神・淡路大震災時と同じレベルの建物倒壊があり、会津地方は地震の被害はそれ程なかったが避難者の受け入れ等で混乱を極めた。震災直後にボランティアセンターに寄せられたニーズ受付票には、避難所に専門職である看護師、保健師、介護職の派遣要請が多くあった。しかし原発事故により、専門職が避難してしまってそこにはいない状態があった。残った専門職からも、使命は理解しつつも継続的な支援活動に従事するために残ることへの不安が漏れ、葛藤にさいなまれ非常に難しい判断を迫られる様子があった。
以上の報告の後、避難所には多様なニーズがあるという問題意識より、静岡県危機管理部が考案したという避難所運営の模擬体験演習を参加者全員で行った。季節は晩秋、ライフラインが使用不可能となった小学校体育館を避難所とした想定であり、避難者一人ひとりの状況が書かれたカードを進行役がスピーディーに読み上げ、それに対応(避難所での受け入れの判断)していくという内容であった。グループによって受け入れ人数の判断に差はでたものの、その後の発表により各グループからさまざまな判断理由を聞き、それらを通じて認識を深めることができた。
【2日目】
●講演2「“探偵!ナイトスクープ”〜24年の活動から〜」
朝日放送プロデューサー 松本 修 氏
松本氏は、講演題にもある「探偵!ナイトスクープ」をはじめ、「大改造劇的ビフォーアフター」「本当は怖い家庭の医学」といった人気番組の企画立案をされた経験のある、今もなお活躍中のテレビプロデューサーである。
現在でも高視聴率の人気番組の企画に携わっており、プロデューサーからのトップダウンではなく、ディレクターからのボトムアップによる番組作りを重視しているとのことであった。また、手がけてきた視聴者参加番組においては、依頼者であり視聴者でもある人とのコミュニケーションを十分にとり、共に番組を作成するという雰囲気の醸成に心掛けているとのことであった。
ご自身の母親が特別養護老人ホームに入所された際の経験や、身体障害のある方が四国の祖母宅を訪ねて一人旅をするという自身がかかわった企画についての話もあった。一見笑いを主眼としているようで、実は凄く緻密に人の心を動かす人情物語の制作に取り組んでいる様子がうかがえた。人の心を動かし、感動を得られるようなケアを提供するためのヒントをいただいた気がした。
最後に、ブロック総会・各府県情勢報告が行われた。大阪府福祉施設士会の園田謙雄会長から、次回セミナー(大阪大会)の開催予定の報告と参加呼び掛けがなされ(平成24年10月25日〜26日/ホテル日航大阪)、2日間のプログラムが終了した。
(文責:滋賀県福祉施設士会事務局)
ブロックセミナー開催情報
【平成23年度日本福祉施設士会 東北ブロックセミナー岩手大会】
| 1、期日 | 平成24年1月24日(火)〜25日(水) |
| 2、会場 | ホテルメトロポリタン盛岡 岩手県盛岡市盛岡駅前通1-44 tel.019-625-1211 |
| 3、参加費 | 参加費5,000円 交流会費15,000円(宿泊費含む) |
| 4、内容 |
第1日(13:00〜17:30)
・開会式
・基調報告 日本福祉施設士会 会長 森田 弘道
・被災地からの報告 ※岩手県、宮城県、福島県の会員施設より
・講演1 「福祉施設におけるリスクマネジメント」
(潟Cンターリスク総研 主席コンサルタント 山田 滋 氏)
・交流会(18:00〜20:00)
第2日(9:00〜11:30)
・講演2 「被災者の体験」(宝来館(岩手県釜石市)の女将 岩崎 昭子 氏)
・講演3 「平泉の文化についての内容」(毛越寺 執事長 藤里 明久 氏)
・閉会式
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| 5、事務局 | 岩手県福祉施設士会事務局 〒020-0171 岩手県岩手郡滝沢村大沢字堰合32-2大沢保育園内 tel.019-687-2509 fax.019-687-2509 |