【近畿ブロック】
第19回ブロックセミナーを9月10日(水)〜11日(木)に開催
- 奈良県
- ●奈良県福祉施設士会の主催により第19回近畿ブロックセミナーが9月10日(水)〜11日(木)に開催されました。
第19回近畿ブロックセミナーを、去る9月10日(水)〜11日(木)の2日間、奈良県奈良市内のホテル日航奈良を会場に近畿ブロックの各府県から79名の参加を得て盛大に開催しました。
1日目の開会式では奈良県福祉施設士会・吉川信也会長の歓迎の挨拶と近畿ブロック・城純一ブロック長の開会挨拶の後、ご来賓として奈良県福祉部・稲山一八部長様、奈良県社会福祉協議会・吉岡利泰常務理事様にご臨席いただき、祝辞を頂戴しました。
続いて日本福祉施設士会森田弘道会長より「社会福祉施設の置かれた環境変化への対応と福祉施設士に求められるもの」をテーマに基調報告いただきました。
諸外国の福祉を取り巻く動向を踏まえ、先見性や協業性、改革性が重要であることをお話いただき、過日発表された厚生労働省の平成21年度概算要求の内容について言及されました。特に福祉現場の課題である福祉人材確保対策についてはまず福祉施設内部の見直しの取り組みが求められ、定着する職員育成に取り組んでいくことの重要性についてのお話いただき、日本福祉施設士会の研修やQC活動の活用を投げかけられました。
その後、オリンピックバレーボール金メダリスト・スポーツジャーナリストの岡本眞理子様より「夢にアタック、心をレシーブ」をテーマに講演いただきました。
北京オリンピックの感動と興奮冷め止まぬなか、オリンピック出場という目標を掲げ、着実にそれを目指して取り組んでいくという壮絶な努力があることをご自身の経験を踏まえお話いただきました。また、バレーボールというスポーツを通じて痛感された「人」との出会いや「人」を思うことの大切さを人生の歩みを通してお話いただくとともに、私たち1人ひとりに与えられたなすべき「使命」を参加者とともに感じ合いました。
1日目の終わりには、近畿を中心に講演や舞踊を通じモンゴル文化理解を進めておられるモンゴル民族舞踊家のウランビリゲ様による渾身の踊りを披露いただき、また、多方面で活躍されておられるオカリナ・フルート奏者の松岡徳郎様による心に響くオカリナ演奏を聴きながら、懇親会にて会員相互の交流を深めました。
2日目は、近畿ブロック総会として、兵庫県・城純一会長、和歌山県・杉本憲彦会長、滋賀県・前田光泰会長、大阪府・園田謙雄会長、京都府・藤原義章会長、奈良県・吉川信也会長より、各府県活動状況報告がありました。
引き続き、勝山ファミリーカウンセリングルーム室長・日生福祉カウンセリング協会副代表の川本俊永様より「福祉施設におけるコミュニケーション」をテーマに講演いただきました。ご自身も奈良県内の老人福祉施設の理事長・施設長のご経験があり、また母子生活支援施設へのカウンセラーとして福祉施設への関わりが深い中、主に職員の心の問題への対応と私たち会員と世代の異なる職員への集団活動のアプローチ方法について具体的にご指導いただきました。なかでも、集団活動の5つの条件として(1)風土〔環境〕、(2)関与、(3)相互作用、(4)結束、(5)生産性をあげられ、福祉施設の利用者のためという視点に立った職員育成が求められることを学び合いました。
最後は次期開催県である、兵庫県・城純一会長の挨拶があり、次回近畿ブロックセミナーは、兵庫の地に会員一同が集うことを確認し、有意義なセミナーを終えることができました。
(奈良県福祉施設士会事務局)
【中国・四国ブロック】
第24回ブロックセミナーを9月16日(火)〜17日(水)に開催
- 島根県
- ●島根県福祉施設士会の主催により、第24回中国・四国ブロックセミナーが9月16日(火)〜17日(水)に開催されました。
平成20年9月16日(火)〜17日(水)、第24回中国・四国ブロック福祉施設士セミナーが、島根県福祉施設士会の主催で、出雲市および太田市にて開催されました。
参加者は、県内の方がたに加え、県外からも、日本福祉施設士会の森田弘道会長、志賀俊紀副会長、磯部栄生涯研修委員長、樫村徹「福祉QC」全国推進委員長、川上淑江総務委員会副委員長など、多くの方にご参集いただき、総勢70名となりました。
今年度は、従来の部屋に籠った学習でなく、会員が理念と夢をもって運営されている施設の見学を通しての実践研修となりました。錦織宣之会長の精力的で斬新な企画により、効果の高いセミナーとなりました。
施設整備から運営までの「『施設らしさ』からの脱皮・発想の転換」をテーマとし、養護老人ホーム「長浜和光園」(出雲市・錦織宣之施設長)、障害福祉サービス事業「亀の子工房」(太田市・森山登美子施設長)という、県内の2施設の見学を行いました。
長浜和光園は、従来から「もし私が園長なら」という「発想の転換」の下、斬新な施設整備・運営を実践されています。同施設は、広い敷地(3,000坪)に、1戸10名の住宅を8戸、周回できる配置とし、個別化と自立を目指した運営がなされています。食事は、昭和50年からバイキング方式を取り入れ、料理店の板前さんを雇用し、セミナー参加者の昼食も用意され、見た目にも洗練された美味しい昼食をいただきました。その他にも、営業許可を受けた理髪店があり、せんべいや饅頭などの販売もされています。至るところ、「施設らしくない」様子がうかがえました。
一方、亀の子工房は、障害者や高齢者のための就労と生活、社会参加の支援活動を行い、成果物は地域に出荷され、障害者や高齢者の生きがいある生活を実現されていました。
今回のセミナーは、「脱施設」に相応したユニークなものであり、新しい時代に呼応した「施設」づくりのきっかけになったと思われます。参加者の多くはこのセミナーを通して、「目からうろこが落ちる思い」をされたのではないかと思います。
次年度は、高知県福祉施設士会の主管で開催されることになり、再開を楽しみにしつつ、セミナーを終了しました。
なお、今回のセミナーは、「島根日日新聞」の取材を受けており、同紙の9月18日付朝刊にて、セミナーの模様を紹介した記事が大きく掲載されました。
(中国・四国ブロック福祉施設士会ブロック長 後藤忠啓(広島県・瀬野川ホーム))
【東北ブロック】
平成20年度ブロックセミナーを10月9日(木)〜10日(金)に開催
- 山形県
- ●山形県福祉施設士会の主催により平成20年度東北ブロックセミナーが10月9日(木)〜10日(金)に開催されました。
東北ブロック福祉施設士会は、山形県福祉施設士会の主催により平成20年度ブロックセミナーを、去る10月9日(木)〜10日(金)の2日間、米沢市「東京第一ホテル米沢」を会場に、東北ブロックの各県のほか、長野県、茨城県からも参加を得て、総勢104名が集い盛大に開催した。
介護保険制度の改正、障害者自立支援法の施行、児童福祉関連の総合施設制度化など、社会福祉施設を取り巻く環境が急激に変化している現在、福祉の経営管理責任者には、あらゆる変化に対応すべきさまざまな知識と技能が求められており、今セミナーでは、「福祉経営管理責任者のあるべき姿を探る」をテーマに、利用者本位の質の高いサービスの提供と安定した福祉経営を行うために、研鑽と交流を深め合い、福祉経営管理責任者はどうあるべきかを探ることのできたセミナーであった。
主な講演内容は下記のとおり。
基調講演
「激変する社会・経済環境における施設経営の課題」
講師:日本福祉施設士会 会長 森田 弘道
- 外的環境の変動下の社会福祉施設
- 社会福祉法人・施設のあり方の確立と明示
- 変化に対応する施設の方向性
- 日本福祉施設士会創立30周年
(2009年/平成21年度)
- 2009年度/平成21年度の厚労省概算要求
講演T
「東北の視点で捉えた日本の福祉」
講師:参議院議員(元厚生労働副大臣) 岸 宏一氏
- 今日の政治、経済情勢について
- 世界の中の日本の位置について
- 人口問題と子育て支援等について
- 地方と都市の格差と社会保障について
- 社会保障の機能とは
- 日本が穏やかで美しいあたたかな国になるために
講演U
「介護保険と障害者自立支援法のねがいとゆくえ」
講師:前参議院議員(元厚生省老人保健福祉局長) 阿部 正俊氏
- 介護保険
- 介護保険でできることとできないこと
- 25年の人生最終章の設計 まぎれもない「あなたの」人生
- 自立の要となる「本人の意思」(住まい方、医療、家族など世間体ぬきで)
- 共通項と自分項(型にはめない制度設計)
- 自立支援法
- 最低保障と人間保障
- 「生存のための障害者福祉」から「市民としての障害者福祉」へ
- 市民としての主体性・市民社会としての責務・共通項と自分項
- 一番の力点は「就労」に
- いくつかの基本視点(社会保障を柱にした国の形をどう設計するか)
- 支えあう構造をどう作るか。理念だけの連帯はない。
- 「公助」を理念とするか「共助」を理念とするか。税か保険料か。配分かリスク分散か。
- レベルの高い社会を維持運営していくための拠出金。大きな動輪か小さな動輪か。
- 豊かさとは何か。個人の懐 みんなの財産
- 10%で25兆円 それがあると無いでは国の姿が変わる。
- 次世代への付回し800兆円は100年で返そう。意地を見せよう。最大の次世代対策。
講演V
「天地人・直江兼続公」
講師:米澤直江會 会長 小山田 信一氏
- 天・地・人とは?
- 直江兼続の生涯
- 長谷堂の戦い
- 「天・地・人」放映をどう活かすか。
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直江兼続は幼少から上杉謙信に仕え、のちに、上杉景勝に仕えた。上杉家の家臣でありながら、天下人・豊臣秀吉、徳川家康らを魅了した人物。
利のみを求める戦国時代に、兼続は「利」になびかず、主君のため、民のため、家族のために、自らの理想とする「義」と「愛」を貫く生き方を志した。
映画
地球のステージ「ありがとうの物語」
米沢市にある万世福祉の里診療所の所長である精神科医師桑山紀彦氏は、カンボジア、フィリピン、東ティモール、クロアチア、パレスチナ等紛争地や被災地で子どもたちの心のケア等の医療活動を続けている。その活動を追ったドキュメンタリー映画を上映した。
(山形県福祉施設士会会長 佐藤 清美)
【北海道ブロック】
秋季ブロックセミナーを10月22日(水)〜23日(木)に開催
- 北海道
- ●北海道福祉施設士会の主催により、秋季ブロックセミナーが10月22日(水)〜23日(木)に開催されました。
北海道福祉施設士会の第47回研修会が、10月22日〜23日の2日間、わが国が主催して行われたサミットの開催地となった洞爺湖温泉の「洞爺サンパレス」を会場に、75名の参加をいただき開催された。
今回の研修会は、まず、広瀬清蔵北海道福祉施設士会会長の基調報告の後、日本福祉施設士会の行う事業の柱の1つである「福祉QC」サークル活動(業務改善活動)の一層の理解と技術の向上を図ることを主眼に、QC活動の普及・指導等を行っているQCサークル北海道支部副世話人である神達郎氏の講義、QC活動の実践発表、同じく支部幹事長でトヨタ自動車北海道(株)理事・部長の木本貢二氏により実践発表の講評をいただいた。他業種から福祉の業務を見ていただくことによりご指導、評価をいただいたことは、私どもにとって力となり非常に有意義なものであった。
実践発表は5件行われ、うち1本は、日本福祉施設士会関東甲信越静ブロックの、埼玉県・社会福祉法人愛の泉「あいせんハイム・あいせんヘルパー」から発表をいただき、北海道外施設の取り組みについてうかがう機会をいただいた。また、異業種であり、業務改善活動のリーダーとも言うべきトヨタ自動車傘下のトヨタ自動車北海道(株)の発表は、パワーポイントの技術、内容共にレベルの高さに驚きと新鮮なものを感じさせていただいた。また、道内の3施設(滝上リハビリセンター、光陽荘、ユニットケア慶和園)から実践発表をいただいた。
また、今研修会のもう1つの柱として行われた講演「福祉と環境の融合を求めて」では、長きにわたり、日本の福祉行政、環境行政の中枢におられ、現在は社会福祉法人恩賜財団済生会理事長の炭谷茂先生にご講演をいただいた。
炭谷氏には「環境と福祉の関係には、例えば森林療法、温泉療法、園芸療法がある。また、環境に配慮した設計を行なった病院もある。高齢者や障害者が環境対策に協力している例は多くあり、さらに促進できる分野である。環境と福祉の相関関係はアフリカの貧困問題が良い例である。この両者を体系化するべきである。そのためには、環境と福祉の関係性を活かすとともに、環境と福祉を融合させ、商品やサービスとの関係を深める必要がある」といったお話をいただいた。このような機会をいただいたことは、会としても誠に幸運なことであった。
上記のプログラムで行なわれた第47回研修会は、実り多い成果を残し閉会した。
(北海道福祉施設士会事務局)