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第42回北海道福祉施設士会 春季ブロックセミナー開催
● 北海道 ●
北海道福祉施設士会による第42回北海道ブロックセミナーが6/1(木)〜2(金)に開催されました。
第42回北海道福祉施設士会ブロックセミナーを後志社会福祉施設協議会と合同で、去る6月1日(木)2日(金)の2日間にわたり87名の参加を得て定山渓温泉ビューホテルにて、開催した。
開会に先立ち、北海道福祉施設士会、後志社会福祉施設協議会会長を兼ねる廣瀬清蔵氏(黒松内つくし園理事長)より挨拶と基調報告があり、この中で自ら創設した黒松内つくし園の50年の歩みと、同法人が経営する施設の厳しい05年度決算状況を話され、今後取り組む課題について報告された。続いて、黒松内つくし園理事中西正清氏を司会者に老人福祉関係、身体障害者福祉関係、知的障害者関係および児童福祉関係からの施設長による二部構成の指定討論、2日目には講演Tとして厚生労働省社会保障審議会介護保険部会委員で全国老人福祉施設協議会副会長中田清氏から「社会福祉法人制度見直しと施設経営の課題」について、講演Uでは全国保育協議会札幌支部長福田志美子氏による「社会福祉法人としてのこれからの保育所運営について」と題し講演を行い、それぞれ多くの示唆に富んだ2日間の研修会を終えた。
基調講演「社会福祉法人黒松内つくし園の経営と方針」
社会福祉法人黒松内つくし園理事長 廣瀬清蔵氏
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黒松内つくし園は、戦後の混乱期に靴磨きの少年と出会い、そして児童養護施設を知ったことから創設に至り、自力で児童養護施設を作った。以来ポリシーとして低所得者やハンディのある人を対象にし、50年歩んできた。その中で他の法人に先駆けて倫理綱領を制定し、毎日唱和し続け、計画、実践、評価の繰り返しを実践し専門性の追及を行ってきた。しかし、法人や施設を取り巻く経営環境が激変する中で、専門家による経営分析をした結果、知的障害児・者施設で17年度2,359万円の赤字、16年度は2,300万円の赤字を計上するなど、法人会計26会計のうち4施設会計が赤字になった。その政策的背景の分析を行い、施設経営確保のための対応および方針として人事考課制度の導入、期末手当施設長加算5%の全額カット、管理職の減員、昇給分の手当てへの切り替え、特殊業務手当ての期末手当への跳ね返り廃止などの対策を立てた黒松内つくし園を例に講演された。最後に「やはり職員自身がこの厳しい時代をどう乗り切っていくか真剣に考えることが必要だと思う」と締めくくられた。
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講演T「社会福祉法人制度見直しと施設経営の課題」
―改正介護保険法に見る課題を通して―
厚生労働省社会保障審議会介護保険部会委員
全国老人福祉施設協議会副会長 中田 清 氏
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平成12年度の介護保険制度導入から18年度の大幅改定に至った経緯や、平成15年の障害者施策の介護保険組み込み論議において、関係諸団体との意見調整を経て、最終的に介護保険とは切り離し支援費制度になったこと、しかし限られた財源からいずれ介護保険に統合しなければならないことや、介護保険の被保険者の年齢引き下げ論議、また、社会福祉法人を取り巻く社会状況については、介護施設の単価引き下げ問題、福祉法人課税論議の行方など、そして最後には幼保一元化、認定子ども園に関することにも触れ、多くの示唆に富んだ内容の講演となった。
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講演U「社会福祉法人としてのこれからの保育所運営について」
全国保育協議会札幌支部長 福田志美子氏
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近年の少子化、家庭環境の多様化による乳児保育、障害児保育、延長保育、夜間保育などの保育ニーズの増大、平成9年の児童福祉法の根本的見直し、保育量のバウチャー契約方式、認定子ども園問題など、落ち着いて保育園を運営できない状況を述べた上で、子どもたちの健全な成長発達の基礎を作る幼児期を守るのは大人の責任と説き、最後に子どもを取り巻く社会環境や家庭環境について詳しく講演された。
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● 青森県 ●
青森県福祉施設士会による東北ブロックセミナーは10/11(水)〜12(木)に開催

● 新潟県 ●
新潟県福祉施設士会による第19回関東甲信越静ブロックセミナーが6/28(水)〜29(木)に開催されました。内容は次号でご紹介します。

● 大阪府 ●
大阪府福祉施設士会による近畿ブロックセミナーは9/29(金)〜30(土)に開催

● 長崎県 ●
長崎県福祉施設士会による第18回九州・沖縄合同ブロックセミナーが6/22(木)〜23(金)に開催されました。
九州ブロック大会報告
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本格的な梅雨を迎え、雨の長崎、オランダ坂、自分の足で歩く長崎さるく博、そして福祉施設士セミナー大会、遠くは青森、名古屋、京都、岐阜、九州館内から46施設54名、長崎県内から37施設54名の参加者を迎えての大会でした。
平成18年度は福祉を取り巻く環境が急変し、障害者自立支援法の成立による三障害者関係施設の一元化への改革、老人施設にあっては介護保険給付の見直し、保育にあっては少子化対策の知恵と総合施設化など諸問題は山積しており、個々の契約によるサービスの展開によって、施設に対し、職員に対し、高品質のサービスが求められていることを踏まえ、今大会を開催しました。
第1日目 6月22日 基調報告は日本福祉施設士会森田弘道会長よりいただきました。
“新世紀は福祉文化の開花と識者は論じているが、その論理性とは”のコーナーでは、長崎純心大学大学院教授 日比野正己氏より、研究者の目でとらえた福祉施設進化について、福祉デザインと福祉文化の時代到来、それに施設長はどう対応すべきなのかを、日比野式発想の展開によって、ナンバーワンではなく個性的なオンリーワンの個別化差別化が新たな価値観の施設作りのコンセプトの一つでもあるという「HM法的福祉施設進化論」で示唆に富む講義でした。
“福祉に関わる人たちの感性の高揚とは”のコーナーでは「歌手の目で捉えた豊かな感性を養うために」と題して、ビリー・バンバン菅原孝さんを迎えてお話をいただきました。
氏は江戸時代に盲目の漢学者として名を残した塙保己一の偉業と、奇跡の人と称され世界の身体障害者福祉に貢献したヘレンケラー女史との繋がりや、ヘレンケラー女史と長崎雲仙の関係など、原文を訳しながら、またはフランス語を交えながら楽しくグレードの高い内容で、ビリー・バンバンの人生を重ねながらの講話と歌「デュオで40年、ぼくらは一足の靴」は、感動的でした。
第2日目 6月23日(金)は小雨の降る長崎らしさの朝を迎え、受講者も減ることなく全員が熱心に福祉施設士会員の実践活動を受講されましたが、このことは今一番の関心事の表れではないかと感じたことの一つでした。
とくに今回は会員の実践という視点での第三者評価事業の展開を、司会に本会生涯研修委員長福岡県日迎の園施設長蓮池年民氏より、わかりやすい切り口で進行していただき、鹿児島県明星学園施設長久木元司氏より、知的障害施設での事業の導入と実践を具体的に語ってもらい、それに切り込む形で、大分福祉サービス評価機構理事長宇戸田実男氏より改善活動との連携の実態を語っていただきました。
第三者評価事業の展開が本会の今後の大きな研修の柱であることは誰しも疑いませんが、種別や施設形態によっては種別間の情報のやりとりが、実践活動の面から入りやすさがあるのではないかと3人の話で感じました。
最終の講義は、長崎は離島が点在しており、離島の文化と福祉を考えてみるという内容にしましたが、講師の人柄とその活動は共感を呼びました。
講師である前上五島町教育長・郷土史家・宮司吉村政徳氏は五島列島のうどんをメジャーデビューさせた人で、五島の協会群を世界遺産にする活動をされている文化人でもあり、老人から知恵をいただいて高齢化社会のパワーとする生き方を模索されています。
人の心に迫るのは実践家の素朴な言葉が一番であり、今回の講師はその条件を本当に満たしていたので満足度は高いものであったと自己評価しています。
最後に、私ども日本福祉施設士会は業種横断的福祉施設長で構成されているため、大会の提言など絞り込む要素が難しい面があり、複雑な福祉制度の中にあって、いつも頭の痛い部分です。しかし、社会福祉業界のオピニオンリーダーの自負を持ち、互いに高い福祉理念を掲げ、変革の現場に即した経営感覚を持ちながら、生涯学習を目指し開催したところ、皆様の施設より多数の職員を派遣していただき感謝申しあげます。
長崎県福祉施設士会
会長 志賀俊紀
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