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北海道
第43回ブロックセミナーを平成18年10月23日(月)〜24日(火)に開催

● 北海道 ●

北海道福祉施設士会による第43回秋季北海道ブロックセミナーが10/23(月)〜24(火)に下記内容で開催されました。詳細は次号にてご報告します

テーマ  :  「新時代の社会福祉法人の存続と施設経営」
〜社会福祉法人の新たな挑戦と施設経営の方向性〜
開催日時  :  平成18年10月23日(月)(13:00〜17:15)、24日(火)(9:00〜12:20)
会 場  :  洞爺湖サンパレス(北海道有珠郡壮瞥町字洞爺湖温泉)
プログラム  : 
1日目
13:00〜13:30   基調講演
北海道福祉施設士会 会長 廣瀬清蔵 氏
13:30〜15:35   業務改善実践発表(緑星の里1、黒松内つくし園4)
15:45〜17:15   講演T『これからの福祉施設職員に求められるもの』
(有)エイド宮崎 代表取締役 大坪剛一 氏
2日目
9:00〜9:40   講演U『私が考える「改革の時代と福祉施設士像」』
社会福祉法人 緑星の里 光陽荘 施設長 高田雄二 氏
9:40〜10:40   講演V『幼保一元化の実践から得たこと』
学校法人 登別立正学園園長 コロポックルの森施設長 木村義恭 氏
10:50〜12:20   講演W 特別養護老人ホーム帯広けいせい苑施設長 村上勝彦 氏


東北
ブロックセミナーを平成18年10月11日(水)〜12日(木)に開催

● 青森県 ●

青森県福祉施設士会による東北ブロックセミナーが10/11(水)〜12(木)に開催されました。

テーマ  :  「福祉のこれから」〜変革期における施設経営のあり方を考える〜
開催日時  :  平成18年10月11日(水)(13:00〜17:30)、12日(木)(9:30〜11:00)
会 場  :  青森国際ホテル(青森県青森市新町1-6-18)
プログラム  : 
1日目
13:00〜13:30   開会式
13:30〜14:40   情勢報告
全国社会福祉協議会企画部 部長 栗和田敏
14:40〜16:00   講義1『環境予防で天寿を創る〜老化防止で福祉増進〜』
(株)NIKKEN 所長 柿本賢一氏
16:10〜17:30   講演2『福祉施設利用者の権利擁護について』
弁護士・青森県運営適正化委員会委員長 沼田徹氏
2日目
9:30〜11:00   講演3『いなかから発信〜まちおこしゲリラ隊 奮戦記〜』
まちおこしゲリラ あおぞら組 組長 島康子氏
11:00〜11:10   閉会式

平成18年度 東北ブロックセミナー開催報告
 「福祉のこれから〜変革期に於ける施設経営の在り方を考える〜」をテーマに平成18年度の東北ブロックセミナーを平成18年10月11日(水)〜12日(木)の両日にわたり、青森市の国際ホテルに於いて開催しました。
 児童福祉関連では総合施設の制度化(いわゆる認定こども園)、高齢者の分野では、介護保険制度の見直し、さらに障害者の方がたへの自立支援法の施行等とさまざまな制度、施策の改正が試みられてきており、いま福祉を取り巻く環境は目まぐるしく変わりつつあります。そのような状況の中で、福祉施設の経営管理の責任者である施設長はもちろんのこと、施設福祉サービスに関わる職員ともども、あらゆる変化にも対応できる専門性の向上のための絶えざる研鑽を趣旨としました。
 東北ブロック各県から90名の参加者があり、開会式には青森市長代理として助役の佐藤健一氏、青森県社会福祉協議会専務理事の小堀安雄氏を来賓としてお招きし、それぞれ歓迎と励ましのご挨拶をいただき、大久保東北ブロック長、鈴木青森県福祉施設士会長の開会挨拶の後、講義に移りました。
 第1日目は基調講演として、全国社会福祉協議会企画部長 栗和田 敏氏から「社会保障制度改革とこれからの福祉経営の基本的方向性」と題して講演をいただきました。
 「社会福祉制度の潮流は50年代の救貧、措置制度、施設処遇中心から90年代以降の少子高齢化の急速な進展、高齢者の単身世帯の増加等の社会的変化に伴って、措置から契約へ、施設福祉から在宅福祉へ、応能負担から応益負担へ等々、高齢者介護、障害者福祉分野のパラダイムの転換を認識しなければならない。福祉環境の変化に対応して、従来の措置費中心の法人経営から、新たな時代に於ける福祉経営の基本的方向性として規模の拡大、ガバナンスの確立、経営能力の向上、長期資金の調達、人材育成と確保等々一層の努力が求められる。」
 緊張感あふれる講演でした。
 続いて講演1は「環境が天寿をつくる〜老化予防から見た福祉のあり方〜」というテーマで、講師は(株)NIKKEN学術顧問の柿野 賢一氏。氏は九州大学で動物栄養学および解剖学を研究。大学卒業後、臨床検査機関において医薬品等の安全性・薬理研究に従事。特に皮膚学・免疫学を専門とし、JICA主催の海外医薬品研究者向けのセミナーの講師として多数の外国人医薬研究者への教育担当を努めている。現在、健康栄養評価センター所長として講演活動や執筆活動を行う傍ら、九州大学大学院医学研究員予防医学分野に所属。
 「人間は与えられた環境に率直に向き合い、受け入れ、病気にならない環境づくりに努めるべきである。人間は血管から老いる。生活環境のズレが老化を早める。長生きするための五つの環境がある。@食環境(栄養環境・腸環境)、A水環境、B睡眠環境、C磁場環境、D精神環境である。ストレスの解消に努め、健康で天寿をまっとうする予防医学の面から非常に興味深い内容でした。
 講演2として、青森市で法律事務所を開業しておられる弁護士 沼田 徹氏から「福祉施設利用者の権利擁護〜利用者の権利実現のために施設長がなすべきことは何か〜」というテーマでお話をいただきました。
 「社会福祉法第3条(福祉サービスの基本的理念)をふまえ、権利擁護の理念を理解し、さらにはあるべき【自立】【支援】の理解をしなければならない。利用者の権利行使の援助者・代弁者でもあり、かつ権利行使の相手方でもあるという利益相反する立場を重ね持つ。すなわち正当な利益主張が施設に対し行われるようさまざまな援助を行う義務が施設にある。権利は、それ本人自身が知らなければ侵害されたと意識することもできないということの認識を持つこと。理念の具体化は日々の些細な出来事の中にあること、等々……。」氏は現在、青森県弁護士会副会長、青森県運営適正化委員会(福祉サービス相談センター)委員長、高齢者・障害者の権利に関する委員会委員、その他数か所の施設のオンブズマンを引き受けておられ、講義の内容も非常に具体的なものでした。
 セミナー第2日目の講演は、題して「突端からの“かんぢぇ"おこし〜まちおこしゲリラ隊奮闘記〜」講師は、大間町まちおこしゲリラ隊あおぞら組の組長 島 康子氏。島氏は木材会社の役員であり主婦であり、青森県教育委員会委員でもあるちょっとした異色の存在。ちなみに『かんぢぇ』とは『風』のことで、この地方で発音すると訛りが強く『かんぢぇ』となる。つまり、本州最北端の突端に位置する一寒村にまちおこしの風を起こすということです。
 氏は青森県大間町生まれ、大間町在住。東京・仙台での生活を経て、17年ぶりにUターン、ふるさとの「濃さ」に圧倒される。大間がNHKドラマ「私の青空」の舞台になったことをきっかけに、面白がりたい気持ちが爆発。平成12年、まちおこしゲリラ集団『あおぞら組』を結成。大間町の濃さをアピールするさまざまな企画を起こしている。目の前の津軽海峡で捕れるマグロをまちおこしの起爆剤として「マグロ一筋」の文字をプリントしたTシャツの販売キャンペーンの全国展開、まち挙げてのマグロ祭りの開催、対岸の函館の夜景の借景等々、さまざまなアイディアを出し合い、あらゆる機会を逃さず企画し、実行に移してきている。そして町民の一人ひとりに参加を呼びかけている。参加することによって町を愛し、隣人を愛する心も育まれることであろうと。氏はさらに言う、地域を元気にする力は「筋肉」ではないかと。筋肉は走りこむことによって付くし、継続しそれを積み重ねることによってしか付かないし、町にも元気がつかない。いろいろなアイディアは集まるが、失敗にめげず実行することこそ町の活性化につながる唯一の方法でなかろうかと。
 笑いあり、感動あり、共感ありの1時間半にわたる氏の講演は、2日間のセミナーを盛会裡に締めくくってくれました。
 閉会式では、次年度東北ブロックセミナー開催予定地である秋田県の村上 耕治会長より挨拶があり、再開を約し散会しました。


関東甲信越静
ブロックセミナーを平成18年6月28日(水)〜29日(木)に開催

● 新潟県 ●

新潟県福祉施設士会による第19回関東甲信越静ブロックセミナーが6/28(水)〜29(木)に下記内容で開催されました。詳細は次号にてご報告いたします。

開催日時  :  平成18年6月28日(水)(13:00〜17:30)、29日(木)(9:00〜12:00)
会 場  :  ホテルオークラ新潟(新潟県新潟市川端町6-53)
プログラム  : 
1日目
13:00〜13:30   開会式
13:30〜14:30   基調講演 日本福祉施設士会 会長 森田弘道
14:30〜15:30   講演『変化に耐えうる施設づくり』
宮城県東北福祉会 せんだんの杜 小野寺道子 氏
15:45〜17:30   講演『ニューパブリックマネジメント』
関東学院大学 経済学部 教授 大住荘四郎 氏
2日目
9:00〜10:30   シンポジウム『これからの福祉における食育』
シンポジスト:
恵和保育園 主任保育士 飯塚悟美 氏
特別養護老人ホームいっぷく 施設長 大瀧厚子 氏
支え合いの地域づくりアドバイザー 河田珪子 氏
コーディネーター:
女子栄養大学 名誉教授 鈴木久乃 氏
10:45〜11:45   講演『越後長岡米百俵の精神』 稲川明雄 氏
11:45〜12:20   閉会式


東海・北陸
ブロックセミナーを平成18年12月6日(水)〜7日(木)に開催

● 岐阜県 ●

岐阜県福祉施設士会による東海・北陸ブロックセミナーが12/6(水)〜7(木)に開催されました。詳細は次号にてご報告いたします。

開催日時  :  平成18年12月6日(水)(13:30〜17:00)、7日(木)(9:30〜12:00)
会 場  :  岐阜都ホテル(岐阜県岐阜市長良福光2695-2)
プログラム  : 
1日目
13:40〜14:40   基調報告 日本福祉施設士会 会長 森田弘道
14:50〜17:00   講義T
・施設の元気度チェック
・「ポジティブコミュニケーションとは」?
・安心感を生み出す受容
2日目
9:30〜11:40   講義U
・心を動かす表現
・行動が起こる思考
・理想の施設に向けて
 講師:谷 あゆみ((株)ミュゼ 代表取締役)(講義TUとも)


近畿
ブロックセミナーを平成18年9月29日(金)〜30日(土)に開催

● 大阪府 ●

大阪府福祉施設士会による近畿ブロックセミナーが9/29(金)〜30(土)に開催されました。

開催日時  :  平成18年9月29日(金)(13:00〜17:00)、30日(土)(9:00〜12:10)
会 場  :  ホテルニューオータニ大阪(大阪府大阪市中央区城見1-4-1)
プログラム  : 
1日目
13:00〜13:30   開会式
13:30〜14:15   基調講演『変化の時代を生き抜く 社会福祉施設の方向』
日本福祉施設士会 会長 森田弘道
14:30〜17:00   シンポジウム『社会福祉法人の存在意義の再考〜使命を考える〜』
シンポジスト:
全国社会福祉施設経営者協議会 会長 高岡國士 氏
大阪大学 大学院 人間科学研究科 教授 堤修三 氏
(福)みささぎ会 藤井寺特別養護老人ホーム 施設長 奥田益弘 氏
コーディネーター:
大阪府社会福祉協議会 事務局長 佐藤貞良 氏
2日目
9:00〜9:30   近畿ブロック総会
9:30〜10:30   講演1『大阪の食文化の特徴と歴史』
ホテルニューオータニ大阪 総料理長 西村隆章 氏
10:40〜12:10   講演2『アイヌ文化の現在』
財団法人 アイヌ文化振興・研究推進機構
アイヌ文化活動アドバイザー 長谷川修 氏

近畿ブロックセミナー開催報告
 大阪福祉施設士会では、施設種別を超えて今後の福祉施設について考え、また情報交換をしていただく機会として、去る9月29日(金)30日(土)の2日間にわたりホテルニューオータニ大阪にて、103名の参加を得て近畿ブロックセミナーを開催した。
 第1日目の基調講演では、日本福祉施設士会会長の森田弘道氏より、「変化の時代を生き抜く 社会福祉施設の方向」と題し、ご講演いただいた。
 財政的な見直しのため、認定こども園、障害者自立支援法、介護保険法の改正など各分野で制度が見直され、施設では概ね収入減となっており、一方では個別対応、QOLの向上、地域福祉の推進など、国民からの要求が多くなってきている。今後は収支に合った財政運営を考えていかなければならない。市場原理の導入は質の低下や、地域格差の拡大も危惧される。地域に貢献することは社会における社会福祉法人や施設の存在意義であり、施設福祉士は施設の中だけでなく、地域においてもコーディネーター役を務め、多様な機関とのネットワークを作ることが望まれる。施設がソーシャルワーク的機能を発揮し、その地域になくてはならないセンターであっていただきたいと講演を締めくくられた。
 基調講演に続いて、「社会福祉法人の存在意義の再考〜使命を考える〜」をテーマとしてシンポジウムが行われた。
 措置制度の受け皿+民間の役割発揮が期待されて創られた社会福祉法人制度が、措置から契約への転換の中で揺らいでいる。今、大切なのは、今日の社会における社会福祉法人の積極的な役割を解明し、実践し、理論化し、国民の期待に応えることのできる新たな社会福祉法人を創造していくことである。本シンポジウムでは、こうした問題意識を前提に、これからの社会福祉法人の存在意義、在り方について考察し、当面する課題を整理した。
 コーディネーター大阪府社会福祉協議会事務局長佐藤貞良氏より、社会福祉法人の再生は、社会福祉法人の主体性、自発性、開拓性の全面発揮であり、行政が何とかしてくれるといった課題ではなく、社会福祉法人自らが自らの力で切り開いていくことである。また、再生に向けた課題として、@これからの社会福祉法人の在り方を示す有効な実践、Aこれからの社会福祉法人の在り方に関する理論的な整理、構築、B地域住民が社会福祉法人を評価する仕組みづくりが必要ではないかと問われた。
 まず、最初のシンポジスト、全国社会福祉施設経営者協議会会長高岡國士氏は、社会福祉法人経営研究会より出された、『社会福祉法人経営の現状と課題〜新たな時代における福祉経営の確立に向けての基礎作業』の内容を受けて次のような提言を行った。
 基本的方向性として「施設管理」から「法人経営」へ、いわゆる規制と助成から自立と責任への転化が求められるであろう。複数の施設、事業を運営し、多角的な経営を行い、地域のニーズに対応し、職員のキャリアアップの機会を与えるためにも、規模の拡大は有効な方策となる。ただし、地域ニーズに柔軟に対応する小規模法人という選択肢を否定するものではないこと、さらに経営の自由度を高めることや、ガバナンスの重要性にふれ、今後新たな福祉経営の確立するにあたり、利用者のニーズに応え、地域に貢献し、働き甲斐のある職場を実現することが必要であり、制度の在り方、行政の在り方を変えることも大きな課題であると締めくくった。
 次に大阪府社会福祉協議会老人施設部会在宅分科会会長奥田益弘氏より、社会福祉法人の在り方を示す有効な実践として、老人施設部会が取り組んでいる社会貢献事業の概要が説明された。
 本事業の特徴として、コミュニティソ-シャルワーカーを各施設が配置し、訪問相談活動を行う。高齢者に限定せず、幅広く相談を受ける地域のセーフティネットの一役を担い、相談を重ねた上で、緊急性や既存制度・サービスの状況を踏まえ、必要なサービス費用を援助する。費用については各施設が社会貢献基金(大阪府社会福祉協議会内に設置)として拠出して、経済的援助が必要な方に対してこの基金を活用しようとなった訳である。
 本事業の実績として、平成16年7月〜平成17年6月は228件、平成17年7月〜平成18年6月は377件、ただし、相談件数は数十倍になると報告されている。
 最後に、社会貢献事業から考える今後の展開と方向性は、より小さなネットワーク作り、予防システム作り、社会資源の開発、そして、制度の枠にとらわれない開拓的事業の展開による専門性の発揮、制度の狭間の問題解決を見据えることであると結んだ。
 最後のシンポジストとして、大阪大学大学院教授堤修三氏(元厚生労働省老健局長・元社会保険庁長官)より、“社会福祉法人制度の過去・現在・未来"と題し、創設期の憲法89条との関連について、本当は民法法人の収益事業に対する課税強化を回避する狙いであったとする説もあると説明。措置費や介護報酬により必要な費用を補填される社会福祉事業は、憲法89条の慈善・博愛の事業には当たらないとする判例、学説も紹介された。今日、契約制度への転換によって社会福祉法人創設の前提は一部崩れたのではないか。具体的な例として、個室ユニット型の特養ホームと介護専用型の特定施設は、構造設備、人員基準、介護報酬、利用者負担が異常接近している。特養ホーム事業に公益性を付加しないと差別化は困難な状態である。社会福祉法人自らの負担による生計困難者に対する利用者負担の軽減は必然である。
 福祉サービス市場に多様な主体が参入することになった今でも、社会福祉法人制度は必要なのか。私の回答は、民間企業も含め多様な主体が参入するようになったからこそ、社会福祉事業の純粋性・公共性のシンボルとして社会福祉法人は必要だということである。さまざまな主体がサービス市場で切磋琢磨し競い合うことは、同じ種類の主体しか存在しない場合より、サービスの質を確保する上で効果的であるに違いない。社会福祉法人が民間企業をはじめとするさまざまな主体と伍して、長年培ってきたブランド力を発揮できれば、多くの利用者の支持を繋ぎ止めることもできるだろう。そのためには、社会福祉法人は、制度の内外を問わず、公益性のある事業に積極的に取り組むことにより、その制度存続を確固たるものにしなければならない。大阪府社会福祉協議会老人施設部会が行っている社会貢献基金事業は、前述してきたとおり公益性の高い社会福祉事業の1つであり、これからの社会福祉法人が取り組むべき事業のモデルを示している。このような動きが全国の社会福祉法人に広がって、その行う事業の公益性が広く国民の間に認知されることとなれば、社会福祉法人制度の存続は、多くの国民の強い支持を得ることができるだろう、と締めくくられた。
 2日目には、まず近畿ブロック総会において各府県の情勢報告が行われた後、大阪の風土に触れていただくため、講演1において「大阪の食文化の特徴と歴史」をテーマにホテルニューオータニ大阪の総料理長西村隆章氏にご講演いただいた。
 大阪の食文化は、「食い倒れ」にあり「安い、うまい、たくさん」の3原則に「愛想がいい」が加わるとよいとされている。大阪の料理、世界の3大珍味、日本の3大珍味などいつ頃、どこで、どのような料理が生まれたのか、名産品など、食に関するさまざまなエピソードを聞き、食生活の楽しみ方を学んだ。
 講演2では、人権研修として、アイヌ文化活動アドバイザーの長谷川氏より、「先住民族アイヌが今、抱えていること」と題して、アイヌ文化や歴史と差別問題についてご講演いただいた。
 歴史の中で、日本民族がアイヌ民族を支配し、土地・言葉・文化など、アイヌ民族が継承してきたすべてを奪い、強制的に「日本国民」としての枠組みに当てはめてきたことはあまりにも知られていない。そしてその中でアイヌ民族が受けてきた差別や偏見は、現在もこの社会の中に存在している。この差別を無くしていくには、不当な差別を受け、生活的弱者という立場に追いやられたアイヌ民族を日本民族が救済する、という考え方では決して達成されない。そのような状況に追いやった日本社会こそが病んでいるということを認識する必要があると長谷川氏は語った。
 この講演を受け、問題解決に向けて、自身の向かい合う姿勢や考え方を見直すことの大切さを感じた。
 この2日間で、それぞれ示唆に富んだ講演・シンポジウムが行われ、また交流会や近畿ブロック総会において広い地域、また分野を越えて情報を共有することができた。
 最後に次期開催県である京都府より挨拶が行われ、有意義な内にセミナーを終了した。


中国・四国
ブロックセミナーを平成19年1月16日(火)〜17日(水)に開催予定

● 香川県 ●

香川県福祉施設士会による中国・四国ブロックセミナーが1/16(火)〜17(水)に開催されます。

開催日時  :  平成19年1月16日(火)(13:00〜17:00)、17日(水)(9:00〜12:10)
会 場  :  ホテルニューフロンティア(高松市西の丸町14-7)
参加費  :  10,000円(懇親会費、移動費、2日目昼食代を含む)
定 員  :  200名
プログラム  : 
1日目
13:30〜13:50   開会式
13:50〜14:50   基調講演 日本福祉施設士会 会長 森田弘道
15:00〜17:00   パネルディスカッション
17:30〜19:30   懇親会
2日目
9:30〜10:30   施設見学および法然寺 拝観
・知的障害者授産施設 あけぼの学園
「さぬきうどんづくり・フロレリア」見学
・讃岐高松藩 松平家菩提寺「法然寺」拝観
10:30〜11:20   「竜雲うどんの取り組みについて」
竜雲あけぼの学園 園長 細井俊道氏
11:30〜12:30   昼食(法然寺にて竜雲うどん)