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  北海道
第40回ブロックセミナーを平成17年6月9日(木)〜10日(金)に開催
第41回ブロックセミナーを平成17年10月13日(木)〜14日(金)に開催予定


● 北海道ブロックセミナー開催報告

 第40回北海道ブロックセミナーは、『「社会福祉制度激変の中の経営と地域福祉」〜福祉サービスが創る地域福祉〜』をテーマに、去る平成17年6月9日(木)〜6月10日(金)、札幌市定山渓温泉「定山渓ビューホテル」を会場に後志社会福祉施設協議会との合同で開催致しました。
 開会に先立ち、両会の会長を務める廣瀬清蔵会長より基調講演があり、幼保一元化、社会福祉法人の見直し、規制緩和等がさまざまな分野で論議されている中、社会福祉法人が生き残っていくためにも地域福祉を重要視したフレームの構築が急務であり、緊急の課題を具体的に学んで行きましょうとお話しされました。
 その後、鳥取県の社会福祉法人こうほうえん理事長廣江研氏より『激変する福祉制度と施設経営』と題して講演をいただきました。
 社会情勢や福祉の流れ、レベルアップしていく苦情に対応するために第三者評価を受診するなど、職員の資質向上を徹底して、サービスの向上に努力していることなど、こうほうえんグループの実践を含めての講演でした。「今日の満足が明日の満足ではない」、「職員の感動がある職場づくりがあってこそ利用者の満足や理解を得ることができる」、「変える勇気・変わる勇気のない法人は淘汰されていく」の言葉には重みがあり、廣江氏のバイタリティが感じられ、出席者一同気を引き締めさせられた講演でした。
 その後、羊蹄セルプ/中西正清氏による進行で以下4名によるシンポジウムが行われました。
    ・『激変する社会福祉制度下における施設機能の再編とその効果』
    社会福祉法人北海道光生舎/理事長高江智和里氏

     主に授産施設を経営する北海道光生舎が支援費制度導入に先駆け、定員変更することにより施設形態を再編し増収を図った事例を紹介。

    ・『施設でもなく、在宅でもなく…地域福祉・住民参加型福祉への転換』
    社会福祉法人倶知安福祉会 特養・羊蹄ハイツ/施設長追立正夫氏

     職員の手で既存の建物をユニットケア型へ改築を行った事例の紹介や、施設から離れた街の中に老人のグループホームを構えたことで、利用者がこれまでの地域との関係を維持しながら家庭らしく生活できる利点を紹介。

    ・『社会福祉施設が担う地域福祉』
    後志報恩会法人本部事務局長/阪口光男氏

     障害児のY子ちゃんを保育所に通わせ、地域が支え合い支援している事例が紹介されました。今後、利用者のニーズを社会福祉法人への期待と受け止め、素早い反応と経営努力が必要であると主張。

    ・『障害者福祉施設から見たグランドデザイン案』…通勤寮廃止の波紋…
    社会福祉法人愛和福祉会 芦別双葉学園施設長/梅内 基氏

     在宅重視の流れの中にあり、これから重要な役割を果たすはずであった通勤寮が改革のグランドデザイン案により廃止されたことについて、今後の受け皿はどうなるのか、自立支援システムの転換をどう進めるのかと提唱。
 第2日目、講演II「『2015年問題とこれからの社会福祉』〜高齢者の暮らしを中心に考える〜」と題してシニア世代のネットワークづくりを中心に活動しているNPO法人シーズネット理事長/岩見太市氏より10年後に迎える2015年の人口形態の変化が与える介護保険の動向について説明がありました。
 講演IIIでは「『社会福祉サービスが創る地域社会』〜社会福祉と専門性〜」と題して廣瀬会長より、社会保障と社会福祉の意義、社会保障費の額や使途の仕組み、社会福祉の基礎構造改革の具体的方向性について講演がありました。また、「福祉施設からみた専門性」について特に強調され、氏独自の定義づけとして?不特定多数の老人や障害者・児童のケアをするにあたり?倫理綱領や行動規範を持って?ケアの計画・実践・評価を記録により繰り返し実践し?人間関係における問題を解決し自立支援をする「職業」である、と黒松内つくし園の「倫理綱領」「行動規範」を例に具体的な主張をされました。

しりべし学園施設長 守谷 勤


東北
ブロックセミナーを平成17年11月1日(火)〜2日(水)に開催予定

● 岩手県 ●
岩手県福祉施設士会による東北ブロックセミナーは「福祉大改革とこれからの福祉施設長の役割」をメインテーマに11月1日(火)〜2日(水)に開催予定


関東甲信越静
ブロックセミナーを平成17年6月21日(火)〜22日(水)に開催

● 神奈川県 ●
第18回関東甲信越静ブロックセミナー開催報告

 去る6月21日・22日の両日、関東甲信越静ブロックセミナーが横浜市内のホテルで開催されました。当番県として神奈川県福祉施設士会は、テーマを「質が問われる時代・第三者評価を考えよう〜“みなとみらい”から情報発信〜」とし、神奈川県内における第三者評価に関する実践を報告することで、福祉サービスの質の向上の推進に必要な専門性などについて学ぶ機会となりました。
 参加者は195名。内訳は特養やケアハウス、通所介護などの高齢関係(59.5%)、保育所や養護施設など児童関係(27.2%)、児者の障害関係(13.3%)。男女比は4:6、会員・非会員は6:4の割合でした。
 1日目の講演は、(福)希望更生会理事長、藤木幸夫氏が「わが人生を振り返って」と題し、自らも取締役として携わる企業人として、福祉の世界に従事する方へ「GNO(義理・人情・恩返しの頭文字)」の心を持ち続けて欲しいというメッセージ。続いて「かながわ福祉サービス第三者評価推進機構」の川廷宗之理事長より「神奈川の第三者評価」と題し、組織の設立経緯と神奈川の特徴について、さらには「評価機関かながわ」の藤村和靜運営委員長より、事業所の組織向上やサービス内容が見える評価項目についての説明がありました。
 2日目のシンポジウムは「神奈川における第三者評価」をテーマに、障害や高齢、保育等、第三者評価の受審施設や評価調査者など、それぞれの立場から報告がなされました。特に、受審施設の立場として、調査者の意識と受ける施設職員の意識のズレが大きな課題であること。プラスの評価として、受審することにより地域や利用者の家族などに一定の評価を得られたこと、また両者との関わりが強くなったと感じ、職員にいい意味での緊張感が生まれ、職員全員に自らの業務に対する気付きが出始めていること、などが挙げられ、職員が退職等で入れ替わることもあるので継続した受審の必要性も付け加えられました。
 福祉施設のサービス内容が見られる時代となり、選ばれる施設になるために己を知るツールとして第三者評価は有効であることを再認識して、2日間にわたるセミナーは終了しました。

白根学園児童寮 中里 誠


東海・北陸
ブロックセミナーを平成17年11月24日(木)〜25日(金)に開催予定

● 愛知県 ●
愛知県福祉施設士会による東海・北陸ブロックセミナーは、下記内容で11月24日(木)〜25日(金)に開催予定
    EAP(Employee Assistance Program)の導入
    施設職員のメンタルケアについて
    (心身症の未然防止・職員の退職防止・施設イメージの向上・リスクの軽減)

近畿
ブロックセミナーを秋に開催予定

● 滋賀県 ●
滋賀県福祉施設士会による近畿ブロックセミナーは、12月8日(木)〜9日(金)に開催予定


中国・四国
ブロックセミナーを愛媛県主催で開催予定

● 愛媛県 ●
愛媛県福祉施設士会が中国・四国ブロックセミナーを開催予定

● 香川県 ●
第3回香川県「福祉QC」発表大会5県からの参加を得て開催

 香川県福祉施設士会では平成17年5月18日(水)、第3回香川県「福祉QC」発表大会を県社会福祉総合センター大ホールで開催し、発表者、大会役員、進行に関するボランティアなどを含め、約180名の参加がありました。発表は下記のとおりで、身体障害者療護施設サン未来が最優秀賞を受賞しました。
 この大会では、県長寿社会対策課 林学課長、県社会福祉協議会 谷本義隆常務理事、県経営協 鎌倉伊都夫会長がお見えになり、ご挨拶をいただいた後、引き続いて午前中の発表を見学していただきました。
 日本科学技術連盟にあるQCサークル本部の方針としても、QCサークル活動を推進するためには、関係各方面の理解を得て、応援してもらう体制が重要だとしていることから、このことは特筆できるのではないかと思っています。
 ちなみに、企業が参加しているQCサークル支部や地区、県の大会には、県の産業労働部署・経営者協会・商工会議所等の協力や後援を得て行われているところが少なくありません。
 大会終了後、林課長から「自治研修所時代にQCサークル活動についての知識はあったが、まず、福祉現場が取り組んでいることに感激し、パワーポイントでのプレゼンテーションなど職員のレベルアップを確認しました」というコメントを、谷本常務理事から「このような施設利用者に対する職員活動は、ぜひ、理事長クラスの方に理解してもらって推進すべきで、県社協としても応援します」というコメントをそれぞれいただきました。
 また、県福祉施設士会役員会において、県外の社会福祉法人にも門戸を開くということを決議した結果、この大会で岡山県や四国各県などからの参加者が18名あったことも、もうひとつの特徴といえるのではないかと思っています。また将来、このことが発展してブロックの活性化に役立てばとも思っています。
 末筆となりましたが、日本小集団活動協会の講師の方がた、「福祉QC」全国推進委員の片岡正信先生、大会にボランティアでご協力いただいた会員の皆様に感謝申し上げて、大会のご報告といたします。

香川県福祉施設士会 会長 尾崎民子

    発表サークル
    身体障害者療護施設 真清水荘 「オムツ交換の効率をよくする」
    介護老人保健施設 リリックケアセンター 「利用者の便秘を減らす」
    カナン保育園 「ほっとルームを使おうよ〜多目的室の利用を高める」
    救護施設 清水園 「健康体操の参加率を高める」
    特別養護老人ホーム 紅山荘 「残食を減らす」
    身体障害者療護施設 サン未来 「めざせ標準体重」
    特別養護老人ホーム 竜雲舜紅苑 「業務の無駄な時間を追放する」
    介護老人保健施設 サンライズ屋島 「連絡ミスをなくす」
    介護老人保健施設 ヌーベルさんがわ「情報の伝達度を上げる」
    特別養護老人ホーム リベラルサンシャイン 「いやよ。ジーとボーとは」
    身体障害者療護施設 大洲ホーム 「ナースコールを減らす」
    身体障害者療護施設 ライフまつの 「チェックミスを減らす」

九州
ブロックセミナーを平成17年6月23日(木)〜24日(金)に開催

● 熊本県 ●
第16回九州ブロックセミナー熊本大会報告

 平成17年度第16回九州ブロックセミナーは、6月23日〜24日の2日間、熊本市の熊本交通センターホテルで開かれた。当日は南部九州では雨模様であったが、熊本を含む北部九州は依然として空梅雨が続き酷暑の中の開催となり、九州各県より106名が参 加した。開会式では、熊本県福祉施設士会、梅野洋雄理事の司会進行の下、蓮池年民九州ブロック長の開会挨拶、地元熊本県福祉施設士会の岡田好清会長の歓迎挨拶があった。その後基調講演に移り、志賀俊紀日本福祉施設士会副会長が「生涯学習の場論への原点復帰」という演題で2期生として草創期に入会し、今日までの自身の軌跡を福祉制度の変遷と併せて熱き持論を述べられた。本会の当初の目的でもあった公的ライセンスの提唱や、昭和62年の最低基準の改正前後、本会への期待感があった盛況期と、その後の停滞期を顧みながら第2ステージに入った今日、仲間を増やし、地域福祉に力を注ぎ、街づくりでも提言できるような力量をつけることを求められた。また、常に学習を怠らず、本会の原点である生涯学習の視点を持つことを改めて訴えられた。第1日目の講義Iは本会の福祉QC全国推進委員の大坪剛一氏による「QC入門講座」で、プロジェクターを用いて、QCの根幹である業務改善が今、そして何故必要かを訴えられ、具体的な手法を例題に沿って解説された。本来、仕事の中味が改善されることにより楽になるはずなのにQC活動が長続きしない現状については、身につくのに時間がかかること、従って楽しみながら実践することを提案された。
 講義IIは福井県の身体障害者療護施設金津サンホーム施設長の田原 薫氏による「ISO&PM(プライバシーマーク)認証の取組みから」と題して自身の施設のISOとPM認証の取り組みについて認証に至る経緯を述べられた。その中でQCとISOの違いと双方の相乗効果、取得によるメリット・デメリットに言及され、新に取り組みを考えられている施設への一助となった。また、PMの中で情報の流出による損害賠償等、取り扱いに伴うリスクにも触れ注意を促された。
 1日目の夜は恒例の参加者による交流会を開催。開催県の県社協を代表して中村義彦常務理事の挨拶もあり、講師を混じえて情報交換を行った。また、前大分県福祉施設士会会長の多田一三氏の叙勲を祝う会も併せて行う場ともなった。
 2日目は講義IIIとして「法医学から見た虐待の問題」と題して熊本大学大学院 医学薬学研究部 法医学分野の恒成茂行教授による講義があった。現在、全国各地で頻発する幼児虐待に焦点を絞って生々しい映像を示しながらの事例学習となった。虐待の種類と虐待に走る動機を語られる中で、現代の若年層に多く見られるコミュニケーションがとれない、衝動的な行動、忍耐力の欠如に触れ、幼児期の教育に問題があるのではないかという指摘もされた。虐待には専門家はいない。虐待に気付いた一人ひとりがこの問題の解決にあたらなければ悲惨な状況がなくならないことを強く訴えられ、我々福祉に携わる者の役割と重責を求められた。
 講義IVはふるさとかたりべ塾の塾長 徳永紀良氏による「明治維新と横井小楠」と題しての講演があった。幕末の思想家として、勝海舟、吉田松陰、坂本龍馬、徳川慶喜等に多大な影響を与え明治維新のバックボーンとしての役割を担った小楠の生涯を時系列で辿りながら、歴史的な出来事の度に活躍した事象を、熊本弁でユーモアを混じえ解説された。小楠が越前福井藩に召しかかえられたこともあって地元熊本では知名度が低く、福井での知名度が高いことを嘆きつつも、小楠が時代の流れをつかんで近代日本を構想し、今日の我が国のあり方に多くの教訓と示唆を与えたことを熱く説かれた。また、小楠の功績を知ることにより私たちが歴史に学ぶことの大切さを訴えられた。
 講演の後は、閉会のセレモニーに移り、次回開催予定の長崎県代表より来年の開催についての挨拶があり、熊本県福祉施設士会、山内泰人副会長の閉会の辞で会を閉じた。

熊本県福祉施設士会会長 岡田好清